【実体験】うつ病でフリーランスになる方法|仕事内容や収入なども全部公開します

うつ病&HSP

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SENA
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こんにちは!
フリーランスのWebライター&イラストレーター、SENAです。

うつ病になる原因として多いのが、仕事でのプレッシャーや職場環境です。かくいう私も、新卒で入職してから1年半で、うつ病になりました(下記参照)。

休職と復職を繰り返すなか、次第に強くなるのが次のような思い。

「はやく今の仕事を辞めたい…でもお金は稼がなきゃ
「うつ病でも、できる仕事ってないの?」
無理なく働き続けるためには、どうしたらいいんだろう

そんな気持ちで過ごしていたなか、出会ったのがクラウドワークスです。副業からはじめ、退職後はフリーランスとして無理なく稼ぎ、それなりの生活を送れています。

本記事では私がうつ病でもフリーランスになれた方法や、体調に合わせて働き続けるコツを紹介します。フリーランスという働き方が合っている方の特徴や、実際の仕事内容・収入もあわせて解説。

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仕事の選択肢を増やしたいうつ病の方は、ぜひ参考にしてみてください!

うつ病の方にフリーランスはおすすめ?

うつ病の方にフリーランスはおすすめ?

ここではうつ病の方にフリーランスがおすすめか否か、そして向いている人の特徴を見ていきましょう。

【結論】おすすめだけど注意も必要

結論から言うとフリーランスはうつ病の方におすすめな反面、症状を悪化させないように注意する必要があります。

そもそもフリーランスとは特定の組織に属さず、個人で仕事を見つける・従事する働き方です。仕事をする時間や日数をコントロールしやすい分、休みたいときに休めるし、上司などに報告して申し訳ない気持ちになる必要もない……。

そのため、「フリーランスって自由でいいなぁ〜!」と憧れる方も多いでしょう。しかし、その「自由」は責任ある行動ができるからこそ得られるもの。私のようなWebライターやイラストレーターなどは、納期に遅れないようにスケジュール管理が必須です。

この点は真面目さが強みであるうつ病の方にとっては、さほど問題にはなりません。

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むしろ丁寧な仕事ぶりで、高評価をもらえます!

注意したいのは、その真面目さゆえにセルフブラック企業になることです。あれもこれもと仕事を請けているうちにキャパオーバー、ガクッと体調が悪くなる…ということにもなりかねません。

うつ病でもフリーランスに向いている人

以上を踏まえると、うつ病の方でフリーランスがおすすめなのは次のような方といえます。

  • 仕事をもっと請けようとする自分を、自分で止められる
  • 体調が悪くなる前兆を把握し、休みを調整できる
  • ときどき立ち止まり、現状の振り返りと改善に取り組める

とはいえ、フリーランスになってみないとわからない部分も多いのが実情です。実際、私も「とにかく、今の仕事を辞めてお金を稼ぐ方法を!」と勢いでフリーランスになりましたから……(笑)上記3つを忘れないよう意識するだけでも、違ってくると思います。

貯金などである程度生活できる場合は、いっそのことフリーランスに挑戦してみてから適性を判断するのもひとつの方法です。

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ちなみに私は退職金をあてにフリーランスに挑戦しました……。

【3ステップ】うつ病の方がフリーランスになる方法

うつ病がフリーランスになる方法

基本的に、フリーランスになる方法はうつ病の有無によって変わることはありません。ここでは、私がフリーランスになった実際の方法を3つのステップに分けて紹介します。

  1. クラウドソーシングサービスに登録する
  2. 案件に取り組んでみる
  3. 税務署へ開業届を出す

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【1】クラウドソーシングサービスに登録する

まずはワーカーとクライアントのマッチングを支援してくれる、クラウドソーシングサービスへ登録します。私が登録したのは、主に次の3つです。

SNS経由の案件や企業へ契約を提案する方法もありますが……初心者かつ不安が強くなりやすいうつ病の方は、第三者が介入する上記サービスのほうが安心して仕事できます。

交渉や報酬の支払いなどにおけるトラブルを避けやすいうえ、万が一の場合は運営元に相談・対応してもらえるためです。とくに私が現在も利用しているクラウドワークスはおすすめです!操作画面がわかりやすいうえ、仮払い制度によって報酬未払いを避ける体制が取られています。

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登録されている仕事は246種類以上!ササッと登録を済ませて、どんな仕事があるかのぞいてみてはいかがでしょうか。

【2】案件に取り組んでみる

いずれかのクラウドソーシングサービスに登録したら、実際に案件へ応募しましょう。まずは低単価の案件から取り組み、クライアントとのやり取りや仕事の取り組み方に慣れることをおすすめします。

たとえば、クラウドワークスの場合。案件応募から報酬の支払いまで、次のような流れで進みます。

  1. 興味がある案件の依頼内容や報酬を確認
  2. 上記に沿った応募文を送付
  3. クライアントとワーカー、双方の同意が得られれば契約
  4. クライアントが仮払い
  5. ワーカーが作業開始
  6. 作業完了後、クライアントへ報告※
  7. 成果物についてクライアントからOKをもらい次第、納品ボタンを押下
  8. クライアントが検収し、報酬支払い完了

※納品ボタンをいきなり押す方もいますが、私はまず一報入れてからにしています(修正などが発生する可能性があるため)

ちなみに、発注者としても利用している私からすると、「この人なら仕事を任せたい!」と思える方には共通の特徴があります。

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逆に「この人には仕事を依頼できない」という人も……

受注につながる応募文の作り方は、またいずれ別の記事で紹介しますね。

また、何らかの資格や経験があり、それらを活かせるような案件があれば、高単価から挑戦しても問題ありません。低単価から始めた方も、受注できた案件を実績のひとつとして応募文へ組み込み、より高い単価の案件へ積極的に応募していきましょう。

【3】税務署へ開業届を出す

実際の案件を通して「フリーランスとしてやれそうかも」「まだ自信がないけど、独立して頑張ってみたい!」と思えた方は、税務署へ開業届を出しましょう。

実はフリーランスって、2枚ほどの書類を出すだけで誰でもなれるんです(笑)提出後もとくに何か確認されるわけでもなく……ドキドキしているのは開業届を出した本人だけ。書類に記載した日付をもって、晴れてフリーランスです。

とはいえ、個人で健康的に働き続けるためには、気をつけることが多々あります。うつ病であれば、なおさらです。

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具体的なコツや注意点は、「うつ病の方がフリーランスとして働き続ける3つのコツ」を参考にしてみてください。

うつ病の私がフリーランスとして経験した仕事内容

うつ病フリーランスが経験した仕事内容

うつ病歴10年の私がフリーランスとして経験した仕事内容は、主に次の3つです。

  • Webライター
  • イラストレーター
  • その他(文字起こしなど)

それぞれどのような仕事か、簡単に紹介します。

Webライター

現在における収入の柱となっているのが、Webライターです。企業などが運営するWebメディアに、記事を寄稿する仕事になります。

私は0.1円/文字の案件から始め、2023年には2.5円/文字〜4.0円/文字の執筆を請け負うまでになりました(10円/文字なんて方もいるようです)。

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つまり、1記事3,000文字であれば、7,500円〜12,000円の稼ぎになるということです。

ちなみに、Webライターと一口に言っても、業務範囲は案件によってさまざま。基本的な仕事内容は、次のとおりです。

  1. キーワード選定
  2. 構成案の作成
  3. 本文執筆
  4. 文字装飾
  5. 画像挿入
  6. 入稿

上記のうち、私が担当することが多いのは2.~4.であり、分業制で1つの記事を作り上げます。詳しい仕事内容や進め方は、また別の記事で紹介しますね。

イラストレーター

Webライターが収入の9割を占め、残り1割を担っているのがイラストレーターの仕事です。これまで、以下のような案件を担当してきました。

  • 配信音楽のジャケット
  • 教材や絵本の挿絵
  • SNSのアイコン画像 など

なお、イラストの仕事はココナラなどのスキルマーケットでも獲得できます。趣味などですでに作品がある場合は、SNSと連動させて依頼を募集するのもひとつの方法です。

その他

今でこそWebライターとイラストレーターに落ち着きましたが、それまでは次のような案件も受注していました。

  • 文字起こし(音声のドキュメント化)
  • リライト(文章の加筆・修正)
  • アンケート回答 など

クラウドワークスでは246種類もの仕事があるため、上記はほんの一部です。「どの仕事が自分に合うんだろう?」と迷う方は、自分の「好き」や「得意」から案件を絞るとよいでしょう。

ちなみに私が上記の中で一番おすすめするのは、文字起こし。ライティングほど「頭をめっちゃ使う!」というわけではないため、思考が鈍化しているときでもゆっくり取り組めるためです。このあたりもいずれ、記事に(以下略)。

うつ病フリーランスの収入事情

うつ病フリーランスの収入事情

フリーランスになるか検討するとき、もっとも気になることのひとつが収入です。ここではめちゃくちゃ稼いでいるわけではない、普通のうつ病フリーランスであるSENAの収入事情を紹介します。

月収や年収の推移

フリーランス1年目の月収は10万円〜15万円、年収にして130万円前後でした。途中、妊娠によるつわりがひどく、ガクッと収入が減った月も……。

2年目は月収15万円〜18万円、年収が200万円前後です。出産前後も外せない案件があり、病院でノートパソコンを開いていた記憶があります。いつでも働けるのも、働かなきゃいけないのも、フリーランスゆえですね。

3年目である2023年は、今のところ月収20万円台です。収入が上がった分、税金も高くなってそれほどハッピーではありません(笑)

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うつ病の薬を飲みながら、それなりに頑張っているよね!(と自分で自分をほめるスタイルです)

時には時給換算することも大切

まあまあ順調に収入が増えている私ですが、これには1つ意識していることがあります。それは、受注している案件の時給換算を常にすることです。同じ報酬額でも作業時間が短ければ、その分効率よく稼げる、つまり休む時間も取れます。

たとえば、次のような案件があったとしましょう。

  • 報酬10,000円、作業時間10時間
  • 報酬10,000円、作業時間5時間

上記を時給換算すれば、1つ目は1,000円/時、2つ目は2,000円/時です。複数の案件を受け持てるようになったら、1つ目のような仕事は丁重にお断りし、2つ目のような仕事に注力します。

もちろん、効率を重視するあまり、成果物のクオリティが下がるのは厳禁です。クライアントからの信頼を失い、逆に継続案件を断られてしまいます。あくまでもクライアントに満足してもらえるクオリティを維持しつつ、作業効率を上げていくことが大切です。

【画像付き】私の収入管理方法

先ほどの時給換算を算出するために、そして現状受けている案件の実情を把握するために、私はスケジュール帳に以下の内容をメモしています。

  • 案件名
  • 作業時間
  • 報酬

たとえば、2023年5月のとある週はこのような感じ↓。

(休んだときも、なんとなく空白が気になるので「ねる」と書いています(笑))

画像には写っていませんが、各日の下部には1日の作業時間と報酬の合計をそれぞれ記載し、右下には1週間のそれをメモしています。

最終的に月末はまとめページ(スケジュール帳の月始めのページなど)に、月の作業時間と報酬をまとめ、時給換算するという流れです。ちなみに、2021年〜2023年の4月における時給換算の推移は下表のとおり。

作業時間報酬時給換算
2021年4月106時間20分147,100円約1,387円
2022年4月92時間40分196,680円約2,126円
2023年4月90時間213,300円約2,370円
2021年~2023年の4月時点における時給換算

最高は今のところ、2021年2月の2,687円/時です(出産が近づき、今のうちに稼がなきゃと頑張っていた時期)。各月の詳細も表やグラフにまとめて、いずれ(以下略)。

ちなみにフリーランスとして収入が発生すると、基本的に年度末の確定申告が必要です。私はマネーフォワードを使って、収支管理や書類作成などを半自動化させています。

うつ病の方がフリーランスとして働き続ける3つのコツ

うつ病フリーランスが無理なく働き続けるコツ

私のようなうつ病フリーランスがそれなりに働き続けられているのは、次の3つを意識しているからです。

  • 適度に休憩を取る
  • 納期に余裕を持たせる
  • 完全オフ日を作る

上記は今健康なフリーランスも、うつ病にならないために大切なことではないかと考えます。いずれも当たり前のことですが、実はフリーランスになるとおろそかにしてしまうものばかり……。それぞれ詳しく見ていきましょう。

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「無理しない!」が合言葉ですよ~!

適度に休憩を取る(ポモドーロがおすすめ)

うつ病フリーランスが無理なく働き続けるコツの1つは、適度に休憩を取ることです。当たり前すぎますが、フリーランスになると実に難しい!たとえば、私は次のような性質ゆえに休憩を忘れがちになります。

  • 集中すると時間を忘れてしまう
  • 仕事をはやく片づけたくなる(たまると不安・焦りが増す)

1人で黙々と仕事を進められるからこそ、逆に休憩を取りにくくなり、気づけば疲労困憊……ということにも。疲れは次の日以降にも持ち越され、パフォーマンスの低下が起こり、さらに不安や焦りが増すという負の連鎖に陥りかねません。

そのため、私はポモドーロを使って休憩時間を強制的に取るようにしています。ポモドーロとは、作業時間と休憩時間を繰り返し、仕事のペースを作るテクニックです。

基本は作業25分・休憩5分ですが、私の場合は50分・10分で分けています。基本の形だとあまりに小刻みで、逆にストレスを感じたためです。

日によってはエンジンがかからず、仕事したくないモードにもなりますが……そんなときもポモドーロが活躍します。とりあえずパソコンの前に座り、ポモドーロをかけると「アラームがなるまで、少しだけやってみるか」という気持ちになれるためです。

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そしてまんまと仕事を完遂する……(笑)

うつ病でフリーランスになる方はもちろん、独立して間もなく仕事のペースがつかみにくい方も、ポモドーロを活用して上手に休憩を取っていきましょう。

納期に余裕を持たせる

不安や焦りが強くなりやすいうつ病は、フリーランスとして無理なく働くためにも納期に余裕を持たせることをおすすめします。これは成果物の納品がある仕事であれば、どのようなフリーランスにも共通するコツです。

私の場合、「この日に納品できそう」という日から1〜2日後に納期を設定しています。クライアントが提示した納期内に提出できなさそうな場合は、受注前にクライアントへ相談し、納期を伸ばしてもらうケースも少なくありません。

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もちろん、できる限りスケジュールは調整し、前倒し納品を心がけます!

ただ、ここで納期に余裕があるかどうかで、仕事に取り組んでいるときの心情は大きく異なります。納期の余裕は心の余裕、ひいては成果物のクオリティに影響するものです。

自分自身が気持ちよく働くため、そしてクライアントにも引き続き満足いただけるような成果物を提出するためにも、納期設定は慎重に進めましょう。

完全オフ日を作る

フットワークの軽さはフリーランスのよいところですが、常に仕事モードだと心身ともに疲れてしまいます。

今は感じなくとも、あとになってドドッと来るのが怖いところ。自分でも気づかないうちにうつ病になりかけていた、あるいは症状が悪化していた……ということも少なくありません。

そのため、適宜休憩を取ることはもちろん、月に数回、最低でも1日は完全オフ日を作りましょう。その日だけは仕事をしない、パソコンの前に座らない、という日を作ります。

私の場合、夫のスケジュールに合わせて働くため、フル稼働日(といっても4〜6時間/日)は月に20日ほど。残り10日はメッセージ返信や細かい仕事のみ対応する休日体制、うち1〜2日は完全オフ日にしています。

寝るもよし、おいしいものを食べるもよし、とにかく仕事からきっぱり離れてリフレッシュする時間を確保しましょう。

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といいつつ、「あ〜あの仕事、ちゃんとやれるかな〜」と時々頭をよぎっては不安になるのがうつ病フリーランス……(笑)

うつ病でもフリーランスになれる!

私を見るとわかるように、うつ病でもフリーランスになれます。仕事は自分が思っているよりも多種多様であり、クラウドソーシングサービスを利用すればチャンスはいくらでもあります。

ただし、働くなかで、自分の体から出るSOSを無視するのは厳禁。症状が悪化してパフォーマンスが落ちると、余計に不安や焦りが増してしまいます。無理なく働き続けるためには適宜休憩を取る、納期を調整するなどの工夫が必要です。

「今の仕事を辞めたい」「体調に合わせながら、生活できる分のお金を稼ぎたい」という方は、選択肢のひとつとしてフリーランスを検討してみてはいかがでしょうか。

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